わこの日記

精神科閉鎖病棟入院①


前回に引き続き、2年前
精神科に入院することになった時の話。

娘は家を出てたけど、息子が心配だった。
息子は、高校生だ。
毎日のお弁当や着ていくシャツ…頭の中は息子だらけ。

母親として出来ていないことが
また、自責の念を強くする。
いつもの私なら、きっと踏ん張ることを選択したと思う。

私が入院中にお弁当を持たせて
学校へ行かせることができないので、
お昼代を…多分…何万か渡したと思う。


覚えてない…病院という場所に、逃げる気分だった。


そのくらい
どちらかを選択しなくては
いけない人生

が、もう嫌で仕方なかった。


入院手続きで
娘と旦那さんが担当医の話を聞いてた。
自殺して亡くなることもある…そんな説明聞いてた気がする。
目の前の娘がなんかぼーと見える。

こんなところに連れてきたくなかった。
ダメダメな母親だな。



その説明を聞いた部屋で、娘と旦那さんとは離されることになった。
入院期間の予定は1ヶ月。

荷物を自分で持って、病棟へ案内してくれる看護師について歩いた。
…毎度、毎度、重たそうな大量の鍵の中から鍵を取り出し

扉を開けていく・・・
入口・・・エレベーター・・・また入口…

鍵を開けては閉めるを繰り返して
進んでいく。   


私はどこへいくのだろう。





















入院する階に着いた。

そこから見える光景は…やっぱりやめます!
と、
逃げたい気持ちになる現実が待っていた。

もう、振り返っても娘も旦那さんもいない。
諦めるしかなかった。
 
鉄格子のある部屋から、手が見える。
呻き声が聞こえる…
誰かがこちらを覗いている。
通路をうつろな目で
行ったり来たりを繰り返すだけの人がいる…
私に『こんにちは』と話かけてくる人がいる。
何度も、何度も、何度も
『こんにちは!』って。
ここで、生活をしていくんだ・・・私…。


人生で忘れられない経験をその瞬間からすることになった。
結論から言えば

もう、なにがあっても
   2度と戻りたくない。


そんな場所である。





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