わこの日記

パニック発作。


人生で初めて『パニック発作
体験したのは、今から15年くらい前。


娘が幼稚園の頃から
ヒップホップのダンスをしていて…
小学校1年生の時、大阪でコンテストがあった。
保育園の下の子は実家に預けて
大阪で一泊予定で出かけた。


今ほど便利な世の中ではなく
ホテルへ向かうのも、
食事をする場所を探すのも、
幼い娘の手を引いて行った。

私の内心は ドキドキ 不安だった。
でも、大事な大事な コンテスト。
私が不安にしていたら、伝わってしまう。
笑顔を絶やさないようにしてた。

ホテル近くの
お洒落な居酒屋風のお店で2人で食事した。
店内が薄暗くてお洒落なランプが付いてて…

『好きなもん何でも食べやーっ』て。
娘は、嬉しそうにフライドポテト頼んでたな…。

お店をでたら大通り。
渡り切るのに2箇所ほど
止まるところがある程長い 横断歩道を
渡り始めた時、それは突然起こった。


初めての パニック発作。


世の中の景色がぐわんぐわんと回り出した。
たくさんの車が走っているのに 
遠くに感じる。
呼吸が苦しい。
歩けない。

意識が遠のくのが分かった。
うっすら 娘が見える…
ここで倒れたら、知らない街で、
こんなところで・・・ダメだ・・・


死ぬ思いで横断歩道を渡りきり、
私は道に座り込んだ。
倒れたら恥ずかしいという思いと
その姿を娘に見せられないという思い。
私は、咄嗟に娘に小銭を握らせて
 
『あそこにコンビニがあるでしょう?
 ホテルに持って行くから
 ハイチュウと好きなお菓子を買っておいで。』と朦朧としながら言った。


今でも はっきり覚えている。
娘が買い物をして戻ってくるまでに 
立て直さなきゃ…という焦りと感情。

その時の記憶は そこからない。
娘が買い物に行ったのか 行かなかったのか 
どうホテルに帰ったのか その後どうなったのか。
今も覚えてない。

今になり、成人した娘が
『大阪の横断歩道で、母さん、パニック発作おきたよね。
どうしようかと思ったのに お菓子買ってき
って言ったよなぁ。』
と話してきたことがある。

あの時、
子供なりに不安だったのだな。
覚えていた事に驚いた。
ごめんね って思った。

それがはじめて
いろんな頑張りや不安や無理が形になって
現われた日。
一生忘れない。怖かった日。


それが始まりの日だった。












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